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講習会/2002年4月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
イースト菓子風の製品を多数紹介 - カリフォルニア・レーズン ベーキングセミナー | |
MOF取得者のリシャール・ドルフェ―ル氏が講師を務め、カリフォルニアレーズンを活かしたイースト菓子などを紹介した。比較的素朴で、フレンチテイストにあふれる製品が多かった。
講師リシャール・ドルフェール氏(MOF=フランス最高技能章=保持者、アルザス地方で店舗を経営) 主催カリフォルニア・レーズン協会(東京都千代田区、 電話03-3221-6410) 開催日2月19、20の両日 場所日清製粉加工技術センター(東京都中央区) |

●シュトール・カネル・レザン | |
リッチな配合の生地にカレンズとくるみを練り込む。1次発酵はとらない。素朴な感じのするイースト菓子といった感じ。
【配合%】 テロワール(フランス小麦粉)……………………………………100 生イースト……………………4・5 食塩…………………………2・3 グラニュー糖……………………9 全卵…………………………36 牛乳…………………………23 バター…………………………55 カレンズ………………………45 くるみ…………………………45 【工程】ミキシングL10分(バター投入)L4分MH10分(カレンズ、くるみ投入)L3分、捏ね上げ温度25度C、分割100グラム、ホイロ室温50分、焼成220度C20分(スチーム注入) ※焼成後、溶かしバターにつけて、シナモンシュガーを絡める。 ※1次発酵とベンチタイムはとらない。 |

●マカロン・ショコ・レザン・オ・コニャック | |
レーズン入りガナッシュをサンドしたマカロン。レーズンとチョコレートがよく合う。
▼マカロン 【配合%】 アーモンドプードル…………100 ココア…………………………29 粉糖…………………………132 グラニュー糖…………………44 卵白…………………………171 【工程】 (1)グラニュー糖と卵白でメレンゲを立てる(2)[1]にアーモンドプードル、ココア、粉糖を加え合わせる(3)天板に[2]の生地を円盤状に並べて絞る(4)170度Cのオーブンで15分間焼成する ▼フーラージュ 【配合グラム】 クーベルチュール…………300 生クリーム…………………150 アプリコットジャム……………250 カリフォルニア・レーズン……300 【工程】 (1)クーベルチュールと生クリームでガナッシュを作り、アプリコットジャムを合わせる(2)[1]にカリフォルニア・レーズン(グラニュー糖2、コニャック1、水1の割合で混ぜ合わせたシロップに漬け込んだもの)を合わせる ▼仕上げ (1)2枚のマカロンでフーラージュをサンドする(2)[1]に粉糖、ココアパウダーをふる |

●ブリオッシュ・スフレ・ポム・レザン | |
ポーリッシュ法で作る生地にりんごのダイスカットとレーズンを巻き込んだ、素朴な感じのする製品。
【配合%】 ▼ポーリッシュ種 テロワール(フランス小麦粉)……………………………………33 生イースト…………………1・1 牛乳…………………………33 ▼本捏 テロワール(フランス小麦粉)……………………………………67 生イースト…………………2・2 食塩…………………………2 グラニュー糖…………………9 全卵…………………………22 牛乳…………………………22 バター………………………41 【工程】 ▼ポーリッシュ種 ミキシング→手捏ね、捏ね上げ温度20度C、発酵4度Cオーバーナイト ▼本捏 ミキシングL5分MH10分(バター投入)MH5分(バター投入)MH3分、捏ね上げ温度26度C、発酵1時間、成形→(1)生地を50センチ×85センチ大きさにのばし、りんごのダイスカット、カリフォルニア・レーズンを一面に散らしてロールする(2)[1]をひとつが約500グラムになるように輪切りにして天板に並べホイロへ。ホイロ室温1時間10分、焼成180度C50分 ※ホイロ後、上面に▼メレンゲ生地をかぶせ、その上から粉糖をふって窯入れ。 ▼メレンゲ生地 【配合グラム】 卵白………………………500 グラニュー糖………………500 アーモンドプードル…………250 【工程】(1)卵白とグラニュー糖でメレンゲを立てる(2)[1]にアーモンドプードルを加え合わせる |

●グラニテ・オ・ポム・レザン | |
そぼろ状の生地を天板に敷き詰め、りんごのスライスとレーズンをトッピングして焼く。
【配合%】 テロワール(フランス小麦粉)……………………………………100 ベーキングパウダー…………1・3 グラニュー糖…………………40 全卵…………………………10 バター…………………………47 りんご(スライス)……………200 カリフォルニア・レーズン……50 【工程】(1)ミキサーボウルに、テロワール、ベーキングパウダー、バター、グラニュー糖を入れ、砂状になるまでミキシングする(L6分)(2)[1]に全卵を加え、粒状になるまでミキシングする(L1分)(3)(2)の生地の3分の2量を60センチ×40センチの天板に敷き詰め、りんごの半分の量を全面に散らす(4)[3]の上に熱湯でふやかしたレーズンを散らす(5)(4)の上にりんごの残り半分を散らす(6)(5)の上に[2]の生地の残りの3分の1量を敷き詰める(7)230度Cのオーブンで20分間焼成する(8)[7]を1日おいて、さらに180度Cのオーブンで18分間焼成する ※2回目の焼成は、売れ残ったときに温め直すという意味もあるが、むしろ1日おいてもう一度焼いた後の方が、いい状態になる。 ※焼成後、粉糖をふり、適当な大きさに切り分けて販売する。 |
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