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| ブランスリー新聞／2024年7月号 |
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| 第63回通常総会を開催。新理事長に梶原秀浩氏 - 日本製パン製菓機械工業会 | |||||||
総会では、「２０２３年度事業報告並びに決算報告承認に関する件」「２０２４年度事業計画に関する件」「２０２４年度収支予算並びに経費の賦課徴収方法と加入金額に関する件」などの議案をすべて原案通り可決した。 今年度の役員人事で、加熱撹拌機製造などを手掛けるカジワラの梶原秀浩社長が新理事長に選任された。 総会で、増田文治理事長（当時）は次のようにあいさつした。 ◇ 本日は、第63回通常総会に全国から多数の皆さまにお集まりいただきありがとうございます。 私たちを取り巻く環境は、先行きが不透明で予測困難な変化の激しい時代になってまいりました。 当組合の会員各社は、戦前から製パン製菓の機械メーカーとして事業をおこなっている会社もあれば、戦後の復興と共に伸びてきた会社もあると思います。 昨年亡くなられた林虎彦氏が率いたレオン自動機は１９６１年に創業し、製パン・製菓機械メーカーとして、正会員の中で唯一、東証プライム市場に上場できる程の規模で事業をおこなっておられます。私の父は１９５７年に会社を立ち上げて、どら焼きを作る機械を作れないかとお客様に言われて、自動どら焼機を製造しました。 会員各社は、いろいろな経緯で、それぞれの事業を展開していったのだと思いますが、それぞれの固有技術を最大限に活かして機械や機器を製造することで、社会に貢献されていることと思います。 戦後まもなく発足した「全国食糧機械製造業者懇談会」から、現在の日本包装機械工業会や日本食品機械工業会、日本製パン製菓機械工業会といった団体が出来たということですが、その際に日本製パン製菓機械工業会は、自分たちが主体性を持って団体の運営をしたいということで、協同組合の 形態を選んだと聞いております。 その後、展示会としてモバックショウを開催するようになりましたが、当初はＦＯＯＭＡよりも、開催規模は大きかったと聞いております。 通常、協同組合は都道府県の所管になるのが一般的ですが、ＪＢＣＭに関しては全国規模の展示会を開催し、会員のエリアも全国に渡っているということで、経済産業省が所管になっています。近年では、経済産業省・産業機械課長が新春賀詞交歓会やモバックショウに来てくださっており、日本食品機械工業会や日本包装機械工業会と同等の扱いをして頂いているのが現状です。 振り返りますと、私は２０１４年から理事長の職を務めており、もう10年も理事長職を務めたことになります。 理事長職が一番長かったのは、田中専務理事の祖父で16年理事長をやっておられました。その他の方は、だいたい10年前後務められる方が多かったと思います。 そうした中で、最近の働き方改革等に関する若い人の価値観や政府の方針等について私の気持ちと合わない部分も出てまいりました。そのような訳で、新しい時代には、新しい価値観が必要だと思い、ここで後進に道を譲りたいと思います。 本当に変化の激しい時代です。２０２４年におきましては、ガザやウクライナが今後どうなるのか、自民党も揺らいで今後どうなるのか、円安が今後どうなるのか、アメリカ大統領選が今後どうなるのか、誰にも先がわからない時代の中で、どうやって我々は企業を経営していけばいいのかについて、判断を迫られています。 このような変化の激しい時代だからこそ、新しい価値観を持って、新しい技術を活用する必要があり、今こそ世代交代が必要なのだと思います。 皆さんが持っている固有技術で製パン製菓業界は成り立っております。規模の問題では無く、そういった固有技術が無くならないように、企業同士が助け合って、そして後進を育てていく必要があります。 今年は、インドへの視察旅行が計画され、ＦＨＡへの共同出展も再開いたします。 モバックショウも２月にに開催され、企画が盛り沢山の年になります。新しい会員さんも入って来られて、新しい風が吹いて来ております。 最後になりましたけども、組合の理事長としての責務を、皆様のおかげで滞りなく果たすことが出来ました。 皆様へのご協力に感謝を申し上げ、皆様の益々のご健勝を祈念し、ご挨拶の言葉とさせて頂きます。皆様、本当にありがとうございました。 | |||||||
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