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| ブランスリー新聞／2024年3月号 |
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| ｢２０２４年新春講演会及び賀詞交歓会｣を開催 - 日本製パン製菓機械工業会 | |||||||
賀詞交歓会では、増田文治理事長、来賓の一般社団法人日本パン工業会、飯島延浩会長（山崎製パン社長）らが挨拶に立った。 賀詞交歓会に先立って開かれた新春講演会では、核政策や外交政策、日米史などを専門とする共同通信編集委員で、テレビではコメンテーターとしても活躍する太田昌克氏が「２０２４年展望 国際政治と日本」と題して講演した。 ◇ 増田文治理事長の挨拶要旨 昨年は新型コロナが５類への引き下げとなった５月以降、全国に活気が戻ってきました。社会生活の正常化に伴う個人消費の回復やデジタル化、省力化における設備投資など内需がけん引する形で徐々に景気が回復していることを実感しています。国際情勢は、ウクライナや中東の戦争が続き益々緊迫の度を深めております。また、欧米は利上げによる景気後退が懸念されており、中国経済は低調の兆しが見えてきています。本年はこれらの国際情勢やインフレの進行、急激な為替変動リスクなどにこれまで以上に気を配りながら事業を進めていきたいと思っております。さて当会では、本年10月にインドネシアで行われる食品見本市ＦＨＡへの共同出展事業を６年ぶりに再開します。有志の会員13社とともに日本の高品質な機械と高い技術力に基づいた製品づくりをアピールし、業界の発展に繋げていきたいと思います。また本年はインテックス大阪で行われる２０２５モバックショウの準備に着手していきます。同年開催の大阪・関西万博に向け景気浮上のきっかけとなるような展示会を目指します。実行委員のメンバーには若手を起用し、未来の食文化を創造するというテーマにふさわしい未来志向の展示を目指していきますので是非お力添えをお願いします。 一般社団法人日本パン工業会、飯島延浩会長の挨拶要旨 震災や航空事故が発生し重苦しい新年の始まりとなりましたが、本年がわが業界、当会、関連業界において、明るい希望の持てる一年となりますよう努力を重ねていきたいと思います。原材料価格、エネルギー価格、人件費の高騰に関しては昨年７月、多くの会員企業で価格改定を実施しました。おかげ様で多くの取引先や消費者の皆様にご理解をいただき、業績は総じて回復傾向にございます。しかしながら節約志向が一段と高まり、販売競争も激化しています。そのような厳しい経営環境の中で、引き続き会員各社はそれぞれ知恵を出し、お客様のニーズを的確にとらえ、製品の品質向上や幅広い製品の品揃えに努めていく必要があります。一昨年10月の輸入小麦政府売り渡し価格改定では、緊急措置が取られ、価格上昇を抑えることができました。これによって製パン業界は３回連続の大幅値上げを回避できました。また、農産物需給の世界的な動向を踏まえ、必要な原材料の安定調達に、十分注視していく必要があります。加えて人材確保、物流、食品ロス、プラ削減、低炭素社会の実現、ＳＤＧＳへの取り組み、適正な食品表示の対応などにも継続して取り組んでいかなければなりません。当会は昨年創立60周年を迎えます。２０２４年が製パン業界と関連業界にとって充実した新しい前進の年をなりますよう努力をしていきたいと思います。 | |||||||
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