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| ブランスリー新聞／2024年1月号 |
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| アジア市場へ日本の高性能の機械をアピール - 日本製パン製菓機械工業会 増田文治理事長 | ||||
年頭にあたり、平素より何かとご支援ご協力を頂いております関係各位の皆様に対し、心より厚く御礼申しあげます。 昨年は、５月に新型コロナが５類感染症に移行されて以降、マスク着用をはじめとする様々な行動制限が解除されたことにより、全国各地でイベントが再開し、インバウンドが本格的に回復するなど３年ぶりに街中に活気が戻ってまいりました。 このような中、我が国経済は、社会生活の正常化に伴う個人消費の回復や人手不足を補うデジタル化・省力化投資など内需が牽引する形で緩やかな回復傾向にありますが、度を超したインフレ圧力の高まりや実質賃金の低迷による個人消費の腰折れなどが景気回復の足かせにならないか危惧しております。 海外へ目を向けると、ロシアの軍事侵攻を発端とするウクライナ戦争の終結が見通せない中、大規模テロ行為をおこなった勢力を掃討するためイスラエル軍がガザ地区を地上侵攻するなど、国際情勢は混迷の度を深めております。 欧米各国では、インフレを沈静化するためにおこなった利上げにより景気後退の懸念が高まっており、これまで高い成長率を維持していた中国経済もここにきて変調の兆しが見え始めております。世界経済全体の見通しは、決して楽観視できるものではありません。 本年は、混迷の度を深める国際情勢の動向とインフレの進行や為替の急激な変動等のリスクにこれまで以上に気を配りながら、事業をおこなってまいりたいと思っております。 さて、当会では、本年10月にシンガポールエキスポで開催されるＦＨＡ‐ＨｏＲｅＣａ２０２４（Ｆｏｏｄ ＆ Ｈｏｔｅｌ Ａｓｉａ）への共同出展事業を６年ぶりに実施いたします。新型コロナの影響により中止していた本事業ですが、海外展開を目指す有志の会員13社とともにＪＢＣＭパビリオンを出展することといたしました。新型コロナを乗り越えて今後も着実に成長していくアジア市場へ向け、日本の高性能な機械、繊細で高い技術力に基づいたパンづくりやお菓子づくりを大いにアピールし、業界の発展に繋げてまいりたいと存じます。 また、本年は、第29回目となる２０２５モバックショウの開催準備に着手いたします。次回は、会場をインテックス大阪に移しての開催となりますが、２０２５年大阪万博へ向け、景気浮揚のきっかけとなるような展示会を目指したいと思います。 実行委員には工業会の未来を担う若手を積極的に起用し、フレッシュな感性で企画を進め、ユーザーの皆様のご期待にお応えすべく準備に邁進してまいりますので、是非お力添えを願えれば幸いです。 少子化の進行と高齢化による労働力人口の減少が顕在化していく中で、製造業・サービス業を中心に人手不足が深刻化し、企業経営の大きな課題になっております。 私たち機械・設備メーカーは、永年培ってきた技術力を活かした生産現場の省人化・省力化技術により、人手不足をはじめとするユーザーの皆様の課題解決に、本年も積極的に取り組んでまいる所存です。 関係各位の益々のご発展とご健勝を祈念し、今後とも当会に変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげ、新年のご挨拶と致します。 ２０２４年 元旦 | ||||
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