メキシコに工場を新設し希少糖の生産を開始へ - 松谷化学工業 - ブランスリー電子版

　澱粉の総合メーカーである松谷化学工業（本社・兵庫県伊丹市、松谷晴世社長）は糖化製品などのメーカーである米ｲﾝグレディオン社（本社・米国イリノイ州）と共同で、メキシコに工場を新設し、今年の秋ごろから希少糖「プシコース」の製造を開始する。２０２０年頃から「アストレア」のブランド名で、世界の食品メーカーへの販売を始めたい考えだ。
　希少糖のひとつである「プシコース」は、ノンカロリーで砂糖の７割程度の甘味度がある。また、食後の血糖値上昇を抑制する作用や、内臓脂肪の蓄積を抑制する作用があるとされる。砂糖の代替品として使用すれば、食品や飲料に使用する砂糖の量を減らすことが可能となり、食品メーカーや飲料メーカーが、カロリーや糖質の摂取を抑えたいと願う消費者ニーズに応えるための製品を開発をする際に、役立っている。