｢食のマルシェ２０１８｣をテーマに学園祭を開催 - 国際フード製菓専門学校 - ブランスリー電子版

　国際フード製菓専門学校（広瀬道校長）は11月３日、神奈川県横浜市の同校で、「一人でも多くのお客様を迎える喜びと、五感を通して様々な楽しさを追求したい」という思いを、「食のマルシェ２０１８」というテーマに込めて、学園祭を開催した。製菓製パン科と調理師科の学生たちによる製造販売や作品展示、カフェレストランの運営などが行われた。
　「お客様に幸せを運びたい」という思いから、フランス語でクローバーを意味する「トレッフル」と名付けたパンの製造販売コーナーでは、「バタール」（税込１５０円）や「イギリスパン」（税込２００円）、「みそちくわパン」（税込１５０円）など、12種類のパンが並んだ。客一組に学生が一人付いて、パンの説明をしながら購入希望のパンをトレーにのせるという丁寧な接客が行われた。
　製菓製パン科２年制２年次の郄橋龍平さんは、「１年次だった昨年と比べて、やることが全然違いました。仕事量が増えたのでスピードを重視するようになり、自分の動きが変わったことを実感できました」と話した。さらに、一番早く完売したという「チョコチップメロンパン」（税込１００円）については、「作るのも食べるのも、一番好きなパンです。メロン皮をのせる工程など、難しい部分が成功したときに達成感が味わえます」と話した。
　洋菓子の製造販売コーナーでは、チョコクッキーやリンツァークッキーなど３種類のクッキーを詰め合わせた「ルミナスセット」（税込２００円）や、ラズベリーの色が鮮やかな「フィナンシェ ラズベリー」（税込１００円）など、16種類の菓子が揃った。
　学生たちによる作品の展示コーナーでは、飾りパンや、デコレーションケーキ、チョコレート細工など、見ごたえのある作品の数々が並んだ。　
　製菓製パン科で金賞を受賞したのは、山田眞鈴美さんの作品「森の音楽会」と、齋藤彩菜さんと坂輪知春さん、渡辺唯花さん３人の合同作品「ピクニック」。「森の音楽会」はピアノに動物たちが集まる様子、「ピクニック」はバスケットにバラなどの花々が飾られた様子がそれぞれ飾りパンで表現されていた。
　学園祭ではこのほかに、横浜市洋菓子協会とのコラボ企画として、オリジナルクッキー作り教室が開催されるなどして、終日賑わい、約２０００人が来場した。