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「第55回菓子祭」を開催世界遺産をパンで表現 - 東京製菓学校 |
| 万里の長城や富士山などの世界遺産をパンで表現した大作 | | | 学生らが作ったパンを来場者らに販売するコーナーは終日混んでいた | | | スペイン製の石窯で焼いたパンも販売し、人気だった | | | パンの体験のコーナーでは、子供らの歓声が響いた | | 東京製菓学校(梶山浩司校長)は2月24、25の両日、東京・新宿区の同校で「第55回菓子祭」を開催した。 学生らがお菓子やパンで作った作品の展示や、パンや洋菓子の製造販売のコーナーなどが大盛況で、両日合計で約6000人が来場して賑わった。 学生らのパンや菓子作品の展示コーナーには、インパクトのある大きな作品がいくつも並んだ。 パン本科2年の学生らは、「Pain de 遺産」と題した作品を菓子祭のために制作し展示した。富士山や五重塔、万里の長城などを、パンで作ったパーツを貼り合わせて作ったもので、傍らにそえられたメッセージボードには「建物の模様など細かなところにもこだわりました。煉瓦やタイルを一枚一枚貼ったり、焼いたときに少し膨らむ分を考えながら組み立てるのが難しかったと思います。360度どこから見ても楽しめます。私達が学んだ2年間の集大成です。細部までゆっくりご覧ください」とあった。 パン製造・販売のコーナーでは、「レーズンバンズ」「みるくフランス」「ウィンナーロール」「クリームパン」「焼きチーズカレーパン」「バナナとチョコのカップケーキ」「抹茶のクリーム大納言」「バターコーンパン」などを学生らが製造してすべて100円で販売した。また、「黒豆きなこあんぱん」「ケークサレ」「食パン」「クロワッサン」などがセットになった「パンBOX」(500円)も1日限定50セットで販売され、大人気だった。さらに、同校が授業で使っている大きなスペイン製の石窯を使って、「石窯ロール」(100円)なども製造して販売した。 パンの体験のコーナーでは、学生らの指導のもと、来場者が、「Wチョコチップベーグル」「ハムチーズロール」「グラタンポテトパイ」の3品目の中から好きなものを選び、成形作業を体験した。特に親子連れの姿が多く、会場内は子供らの歓声に満ち溢れていた。 また、同校の仲野明宏教師が「パン作りの技とポイント」と題したセミナーを行うなど、同校教師によるパンや菓子についてのセミナーが開かれ、多くの来場者が受講していた。 同校の広報担当者は「菓子祭は、学生の技術を見ていただくことのほか、彼ら彼女らの礼儀正しさや明るさを見ていただくことも目的にしています。当校は技術教育のほかに、社会に出てから役に立つ、お客様との接し方に重点を置いた教育も行っています」と話していた。
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