ビゴ社長を講師に迎え、製パン特別授業を実施 - 国際製菓専門学校 - ブランスリー電子版


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ブランスリー新聞/2018年1月号

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ビゴ社長を講師に迎え、製パン特別授業を実施 - 国際製菓専門学校
ミキシングの後の生地の状態を見せながら説明するビゴ講師
ビゴ講師が焼き上げたバゲットやシャンピニオンなど
 国際製菓専門学校(田中啓介校長)は2017年11月27日、ビゴの店(兵庫県芦屋市)のフィリップ・ビゴ社長を講師に迎え、「2017製パン特別授業」を実施した。
 授業ではディレクト法で作る「パン・トラディショナル」「バゲット ア ラシエンヌ」「バゲット スペシャリテ フェール シュヴァル」「ブリオッシュ」などをデモンストレーションとともに紹介。
 ビゴ氏は、パン製造の実演と解説を行いながら、故郷フランスの製パンや食文化の話を交えたユーモア一杯の授業を行った。ビゴ氏の気さくな人柄に、作業の手伝いを希望する生徒や、随時の積極的な質問も出た。
 ブリオッシュ生地のミキシングでは「冬なので季節に合わせた捏ね上げをします。グルテンを生かし、こしを大事にすること」とビゴ氏。捏ね上がった生地の伸びの良さを見せると生徒達からは驚きの声が上がった。また、「生地が風邪をひかないようにね」とユーモアを交えながら生地をビニールラップで覆うなど、ビゴ氏の生地の状態を何よりも重んじ、生地をよく観察する姿勢もよく伝えられた。「パンに対して愛情を持って下さい。適当な気持ちで作ったパンは適当なものになってしまいます。細かい事をよく見てパンを作るようになって下さい」などと、ビゴ氏は自身のパン作りの理念について語った。
 また、アシスタントに付いたビゴの店ドゥースフランス銀座店の店長は同校の卒業生で、ビゴ氏との息の合った製パン作業を見せた。受講する同校の生徒達からは先輩である同店長への質問も目立った。
 生徒達は試食の際にも、味について他のベーカリーの同製品とどう違うかなどを熱心に話し合っていた。ビゴ氏の作り出す自由な現場の雰囲気と、パン作りへの情熱が生徒達にも広がるようだった。
 授業の後は、受講生達からビゴ氏へお礼の言葉と花束が贈られた。ビゴ氏は「私の店にも是非遊びに来てください。一日体験でもいいですよ。現場を体験すればどういう店なのかわかります」と生徒達に親しみを込めたメッセージを送った。







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