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| ブランスリー新聞／2017年11月号 |
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| 会員交流組織の｢ネクスターズ｣を発足 - ダイユー | |||||||
講演会では、ＵＲＶプランニングサポーターズのシニアコンサルタント、藤田洋明氏が「〜どんな業種でも通用する〜60分で、年商を２００％にアップさせる勝ち組戦略の伝授」と題した講演を行った。また、ダイユーの星野社長から、「ネクスターズ」のブランドの元で行う６つの新事業についての報告があった。 最後に、ダイユーがプロデュースして大きな成功を収めたベーカリー７社の社長らが、自社の事業の成功の秘訣などについての講演を行った。 講演会のあとに行われた懇親会で挨拶に立ったダイユーの星野良信会長は「私は昨年、会長になりましたが、新社長が頑張ってやってくれそうなので、有難いと思っています。今後ともよろしくお願いします」と述べた。 | |||||||
| ６つの新事業を展開へ - ダイユーの星野理絵社長の話
「郊外型大型店舗とスペイン製石窯付き店舗という２つの看板で、年商１億円以上を目指しましょう」ということで多くのベーカリーの開業のお手伝いをさせて頂きました。これまでは開業までのお付き合いが主体でしたが、今後は「ネクスターズ」という新たなブランドを立ち上げ、開業後のお付き合いも強化させていただきたいと思っています。「ネクスターズ」では、新たに６つの事業を行います。
人材派遣とＦＣ展開支援事業を開始 人材派遣事業 これまで行ってきた技術応援スタッフの派遣から、完全な人材派遣事業に切り替え、安定的に教育をして良質な人材を確保し、ベーカリーへ派遣するという流れに変えたいと考えています。人材確保に悩んでいる事業主の方々は多く、労働人口が少なくなるという厳しい環境の中では、パン屋さんへの人材の定着率が下がっていくと感じます。今後は有能な職人や販売員が採用できない時代になり、特に私達が提案してきた年商１億円以上のパン屋さんは、客単価、客数を多くとるようなシステム作り、人員配置、利益の確保を考えなくてはならす、厳しい環境になっていくのが現状です。そこで私たち、ダイユーは、パンの技術はもちろん、パンの知識や、販売、経営の能力、対人スキルなどについて時間をかけて教育し、労使の環境を整えて、社会保険もきちんと管理した状態で、派遣スタッフの人員を増やし、人材を必要としているベーカリーに派遣できればと考えています。今後、教育の場として私たち、ダイユーの直営ベーカリーを持ち、そこで実地で教育したあとにお客様の元へ派遣するという流れにしたいと思います。 ＦＣ展開支援事業 支店展開を考える際は、利益を貯め、金融機関の支援を得て、直営店の拡大を考えるかと思いますが、直営店を拡大するための市況感はかなり変わってきており、直営店の展開をためらう事業主の方々も増えてくるのではないかと思います。この状況を打開するために、私たち、ダイユーはフランチャイズのビジネスモデルの仕組み作りを提案し、バックアップする事業を展開していきたいと思います。フランチャイズでもフランチャイズでなくても、どちらでもいいから、ベーカリー開業を実現したいというお客様の意思を感じることが多々あり、本日お集まりの皆様のような有名店のフランチャイジーになりたいという需要は大きいと考えています。皆様と一緒にこのＦＣのシステム作りができればと考えています。私どものベーカリー開業のノウハウと、フランチャイズビジネスのコンサルタント会社のノウハウを融合して、有益な提案ができるようにしたいと考えています。 新業態提案と海外進出支援の事業 新業態提案事業 ベーカリー業界では、新しい商業施設や駅構内への出店が進むなど、業態の多様化が進んでいます。米飯ビジネスの反撃もスタートしていて、今後パンと米が競合する場面も出てくると思います。また、外食業界においても、中食やデリバリー事業の発展などあがり、ベーカリーの競合店を取り巻く状況が変化しています。現在のベーカリーの事業形態だけではなく、ベーカリーを核に据えた新しい業態を、様々な角度から検証・分析して開発し、今後皆様にご提案できるようにしたいと考えております。 海外進出支援事業 ベーカリーは日本全国にあり、当社も全国区で開業のお手伝いをさせて頂きました。しかし、日本における少子高齢化の流れは変えられません。国内市場は益々競争が激化し、厳しい戦いになると思われます。私ども、ダイユーはアセアン諸国にポイントを置いて今勉強していますが、アセアン諸国は人口構成が理想的なピラミッド形で、若者の所得も上がっています。来年から私ども、ダイユーは、アセアン諸国のベーカリーの市場の調査を行い、そこに向けた人材開発、人材教育を、皆様に提案できるような形にしていきたいと考えています。海外進出の専門の企業と提携して事業を進めてまいります。 Ｍ＆Ａ仲介と事業承継支援の事業も Ｍ＆Ａ仲介事業 事業拡大のスピードは、自力だけでは維持できないこともあります。自社にはない経営資源を持つ企業を買収して拡大を図ることが必要になる場面も出てくると思います。ベーカリー業界では、Ｍ＆Ａの事例はあまりありませんが、今後オーナーの皆様の年齢が上がるにつれて、Ｍ＆Ａの話も出てくると考えています。Ｍ＆Ａの専門の企業と提携することで、皆様のサポートができればと考えています。 事業承継支援事業 当社も昨年親子で事業承継を行いましたが、企業が成長し、経営者の年齢が上がると、事業承継の問題が必ず出てきます。経営が順調に推移している状態で、スムーズに事業承継ができるようなサポートを、専門の知識のあるコンサルタントと提携して、行っていきたいと考えています。 |
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