記事の閲覧
<<戻る |
ブランスリー新聞/2002年9月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
最優秀賞に、グリーンカレーとひよこ豆のタルトレット - 豆を使ったパンアイデアコンテスト
全国豆類振興会(東京・港区、山極栄司会長)は7月27日、東京・新宿区の東京製菓学校で「第4回『豆を使ったパン』アイデアコンテスト」の最終審査会と表彰式を行った。最優秀賞に、東京中野区のベーカリー、ブーランジェリールボワの森朝春さんが出品した「シシュ ドン フルール(グリーンカレーとひよこ豆のタルトレット)」が選ばれ、トロフィーと賞金30万円が贈られた。
最優秀賞の「シシュ ドン フルール」は、ゆでたひよこ豆をトッピングして、鶏肉やナスなどが入ったタイのグリーンカレーをかけて焼き上げた製品。ひよこ豆のゆで加減によって、独特の食感を出している。出品者の森さんは「嬉しい。信じられません」と喜んでいた。 優秀賞には、ドゥースフランスビゴの店銀座店(東京・中央区)の島田淳一さんが出した「ジャッキと豆の木」、ドンク東京池袋ジョアン店(東京・豊島区)の北村隆一さんが出品した「低インシュリンブレッド」、ダンケ(静岡県田方郡)の杉山大一さんが出した「豆鯛『ホルコンプルンダー』」の3製品が選ばれた。 審査員のひとり、財団法人日本パン科学会の内田迪夫常任理事は表彰式で、「今年の出品製品は、リーンな配合のパンが減って、惣菜パンが増えた。豆を1種類だけ使ったパンが多かった。洋菓子の技法をとり入れている人も多かった。豆が栄養豊富なことを意識したパンが今後さらに多く開発されることを期待する」などと講評した。 同コンテストは、豆の需要開拓の目的で、全国豆類振興会が主催して、毎年開かれている。今年は、合計135製品の応募があり、1次審査を10製品が通過、その出品者10人が最終審査と表彰式に参加した。 審査員は、内田迪夫氏のほか、ジャパンベッカーマイスター協会の三藤達男氏(ポンパドウル社長)、東京製菓学校教育部長の中村勇氏、全国豆類振興会広報委員長の藪光生氏が務めた。 最優秀賞と優秀賞の4製品以外で、最終審査に残った6製品には、技術賞が贈られた。製品名(出品者)は次の通り。 ▼うぐいす豆のモンブラン(ドンク東京の福井清史さん)▼豆のある食卓(横浜ロイヤルパークホテルの奈良武久さん)▼お豆のクーロンヌ(ドンク東京銀座ジョアン店の徳澤浩明さん)▼三種のお豆キッシュ(横浜ポンパドウルの宇浦和憲さん▼ビーンズ・ラテ(ブーランジェリーパティスリーマディ代官山店の阿部恵さん)▼Kouglopf chatain=クグロフシャタン、栗色のクグロフ=(ビゴ東京エスプリ・ド・ビゴの小山洋樹さん) |



2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。