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講習会/2014年11月号 |
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2種類の生地から30品目を作る | |
深本恭正講師の話 今日は、特に目新しいものはないのですが、今までやってきた店の品物を紹介したと思います。ロールからソフトフランス、山型食パンまで様々なアイテムをフランスパンとソフトフランスの生地から作っていきたいと思います。
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フランスパン生地 | |
【配合%】
フランスパン用粉(Fナポレオン=日本製粉)‥‥‥‥‥‥100 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種‥6 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥62~ 【工程】 ミキシング‥‥‥L2分LM8分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥18度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥16度C15時間 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種 【作り方】ホシノ丹沢酵母パン種500グラムと30度Cの温水1000グラムを混ぜて、28度Cで24時間発酵後、4度Cで冷蔵保存 バゲット すっきりとした味が特徴のバゲット。 【工程】 分割‥‥‥‥‥‥‥380グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥1時間 成形‥‥‥‥‥‥‥‥バゲット形 ホイロ‥‥‥‥35度C75%1時間 焼成‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C28分(スチーム注入) ベーコンスティック ベーコン1枚を包んで焼き上げた製品。 【工程】 分割‥‥‥‥‥‥‥100グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥1時間 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥棒状にのばして、ベーコンを1枚包む ホイロ‥‥‥‥35度C75%1時間 焼成‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C22分(スチーム注入) バターフランス フランスパン生地に油脂を折り込んで焼き上げた製品。 【工程】 大分割‥‥‥‥‥‥1000グラム(分割後、冷凍庫で20分冷やす) 折り込み‥‥‥‥‥‥3つ折3回 折り込み油脂‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥無塩バター150グラム 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥4ミリ厚に伸ばしたシート生地をロールし、16等分にカットする ホイロ‥‥29度C70%1時間30分 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C22分 チーズ・ベーコン フランスパン生地でチーズとベーコンを包んで焼き上げた製品。 【工程】 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥80グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥1時間 成形‥‥‥‥‥‥カマンベールチーズ20グラムとベーコン2分の1枚を包んで(写真1)、天板に並べ、上面にはさみでカットを入れる ホイロ‥‥‥‥35度C75%1時間 焼成‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C22分(スチーム注入) カマンベールフランス フランスパン生地でチーズとベーコンを包んで焼き上げた製品。 【工程】 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥80グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥1時間 成形‥‥‥‥‥カマンベールチーズ40グラムを包んで、天板に並べ、上面にはさみでカットを入れる ホイロ‥‥‥‥35度C75%1時間 焼成‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C22分(スチーム注入) |

ソフトフランス生地 | |
【配合%】
強力粉(イーグル=日本製粉)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥100 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種‥6 塩‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥1・5 上白糖‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 脱脂粉乳‥‥‥‥‥‥‥‥2・5 マーガリン‥‥‥‥‥‥‥‥‥10 水‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥60~ 【工程】 ミキシング‥‥‥‥‥‥L2分LM5分(マーガリン投入)LM10分 捏ね上げ温度‥‥‥‥‥‥18度C 発酵‥‥‥‥‥‥‥16度C15時間 ▼ホシノ丹沢酵母パン種生種 【作り方】ホシノ丹沢酵母パン種500グラムと30度Cの温水1000グラムを混ぜて、28度Cで24時間発酵後、4度Cで冷蔵保存 フランスアンパン ソフトフランス生地で作るオーソドックスなあんパン。 【工程】 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥50グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥1時間 成形‥‥‥‥‥‥‥粒あんを50グラム包み、上面に黒ごまをのせる ホイロ‥‥‥‥35度C80%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C15分 ポテトフランス じゃがいもをソフトフランス生地で包んで焼成。 【工程】 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥50グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥1時間 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥ゆでたポテトを2分の1個包む ホイロ‥‥‥‥35度C80%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C15分 ミルキースティック ミルククリームをたっぷりと絞り入れた製品。 【工程】 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥50グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥1時間 成形‥‥‥‥‥‥‥‥‥ナマコ形 ホイロ‥‥‥‥35度C80%1時間 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C15分 仕上げ‥焼成後、粗熱がとれたら、背割りにして、ミルkククリームを20グラム絞り入れる(写真2) カイザーゼンメル ソフトフランス生地で作るカイザーゼンメル。 【工程】 分割‥‥‥‥‥‥‥‥‥50グラム ベンチタイム‥‥‥‥‥‥1時間 成形‥‥‥‥‥‥‥‥丸めなおす ホイロ‥35度C80%1時間(ホイロ30分の時点で出し、専用の道具で上面をスタンプする=写真3) 焼成‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥上火240度C下火210度C15分 深本恭正講師のコメント カマンベールは雪印乳業が製造しているカネカ食品のPB商品を使っている。チーズベーコンは、カマンベールチーズ20グラムを包んで、ベーコン2分の1を包んで、はさみでカットをひとつだけ入れる。十字に入れると焼き上がったときに割れすぎてしまうので注意。天然酵母のフランスパン生地の場合、途中で生地がだれてしまった時は、丸めや成形のときに強めにしめるようにするといい。天然酵母の生地の場合は二次発酵が過ぎてしまうとだめなので、若めのうちに処理するように心掛ける。成形は、生地が伸びないときは、少し休ませてから行うようにする。無理やり伸ばすと焼いたときにボリュームが出ない。ポテトフランスは、ポテトのほかにも色々なものを入れて、バラエティー化が図れると思う。 |

ホシノ天然酵母パン種新社長に小林幹央氏 | |
ホシノ天然酵母パン種の新社長に、包餡機で有名なレオン自働機傘下で冷凍生地製造販売の米オレンジベーカリーで3年間指揮をとった小林幹央氏が9月1付で就任し、今回の講習会の冒頭で、「ホシノ天年酵母パン種との付き合いはかれこれ17年になると思います。元社長の星野益男氏が、レオン自動機にいらして、ホシノ天然酵母のパンを紹介していただいたのが始まりでした。そのときのパンの味と星野益男氏の人間的魅力に惹かれ、この星天会に入りました。このたび、星天会の会長にも就任させていただき、会員の皆様には、これからも有益な商品情報、繁盛店の情報などをお届けしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と挨拶した。
川又研三前社長は講習会で司会役を務め、新社長に今後を託した。 |
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