気分に合わせた楽しみ方ができる店 - サフランズカフェ - ブランスリー電子版


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お店拝見/2014年7月号

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気分に合わせた楽しみ方ができる店 - サフランズカフェ
国道沿いにある「サフランズカフェ」。黒い看板が目を引く
3人のスタッフ。左が竹内郁子さん
レジ横にある厨房には、フライヤー、ピッツァ用の窯、トースター、パンケーキ用の鉄板などが揃う
スタッフが店内をぐるっと見渡せる、料理を受け渡す窓口のカウンター
気軽な気分で利用できそうな開放的な空間
大きなガラス窓で仕切られた喫煙席
今までになかったサービスを提供したい
 千葉県流山市のファミリーレストランが立ち並ぶ国道沿いに、黒地に白文字で「SAFFRON ’S CAFE」と書かれた看板と、白と木目を基調とした壁面が印象的な「サフランズカフェ」が誕生した。同県でベーカリー7店舗と洋菓子店1店舗を展開する「サフラン」(小川佳興社長)が、4月23日に新たにオープンした、焼きたてのピッツァや出来たてのやサンドイッチなどが楽しめるカフェだ。
 同店から300メートルほどの場所には、同社が展開する洋菓子店で南仏風の建物の「お菓子の森サフラン」と、同じく同社が展開するベーカリーで、オレンジ色の看板が印象的な「石窯パン工房サフラン」が、隣接して店を構える。
「ベーカリーの店舗の看板には、カタカナで『サフラン』と書かれているせいか、お客様の中には、アルファベットで書かれた当店の看板を見て、サフランとは関係のない別の店だと思って来店される方もいらっしゃいます」と話すのは、先月まで同市内にあるベーカリー「サフランおおたかの森店」で勤務していた竹内郁子さん。
 「『おおたかの森店』でもカフェメニューは提供していました。しかし、パンと菓子のテイクアウトをせず、カフェメニューのみを提供する業態は、当社の中では当店が初めてです。そこには今までのサフランではなかった新しいサービスを提供したいという思いがあります。周辺にはファミレスなどがたくさんありますが、味や品質、ボリュームからコスト面まで、当店のことを最も気に入ってもらえるように頑張っています」と新店への意気込みは強い。

セルフサービス方式で気軽に楽める空間づくり
 取材した平日の昼時、店内は満席。入り口付近では、順番待ちの客らがメニューを見ながらわいわいと盛り上がっていた。
 スタッフが店内をぐるりと見渡せるカウンターからは、「100番さん、お待たせしました」などという、料理が出来上がったことを知らせるための、スタッフのはつらつとした大きな声が響き渡る。
 同店は、セルフサービス方式のカフェだ。レジで注文をして支払いを済ませ、番号の書かれた食券をもらう。好きな席を選んで着席し、番号が呼ばれるのを待つ。呼ばれると食券と引き換えに自分で受け取りに行く。水や、ナイフ、フォークなどのカトラリー類、ピッツァにかけるタバスコなどはカウンターに常備されているので、自分で席まで運ぶ。
 また、使用済みのテーブルを、カウンターに用意されているダスターで拭いて、きれいにしている客の姿も目立った。
 「できるだけスタッフがホールを行き来せずに済むよう、完全なセルフサービス方式にしています。私はファミレスで働いていたこともあるのですが、ファミレスでは料理を運ぶタイミングと、お客様が盛り上がっているタイミングがぶつかってしまうときが多々ありました。当店のお客様には、スタッフや周りを気にせず、1人でも友人同士でも様々なスタイルで楽しんでいただきたいと思っています」(竹内さん)
 客の思うがままに様々な使い方ができるよう、席の配置や空間づくりにも工夫が施されている。大きなガラス窓で仕切られた喫煙席、2~3人で気軽に使用できそうな開放的なテーブル席、落ち着いて話しができそうな壁際に沿うように配置されたソファー席、込み入った話もできそうな、大きな仕切りで区切られた個室のような席などがあり、来店した時の気分に合った席を、選ぶことができる。



サンドイッチで一番人気の「クラブハウスサンド」(単品税抜き900円、ドリンクとサラダが付くセットは税抜き1200円)。写真はセット
ピッツァで一番人気は「マルゲリータ」(単品税抜き500円、セットは税抜き800円)
店内奥には、個室のような空間もある
すべてを出来たてで用意する
 98席を、ピーク時でも8人のスタッフでこなせるのは、セルフサービス方式を取り入れたことだけでなく、レジと厨房、そして料理を提供する窓口であるカウンターの位置関係を工夫したことも大きい。
 レジ、厨房、カウンターは円形に繋げた形で配置されている。そのため、スタッフらはすべてのコーナーをスムーズに行き来することができる。
 「今はまだ、オープンしたばかりなのでスタッフの体制は整っていませんが、今後はそれぞれ担当を分けるのではなく、どのスタッフもすべての作業に回れるようにしていくつもりです」(竹内さん)
 レジで受けた注文は、すぐに厨房に通される。ドリンクはカウンターで用意するが、カウンターと厨房はスタッフが常に行き来しているので、注文は厨房に伝わると同時にカウンターにも伝わる。
 「ピッツァやサンドイッチには、サラダ、スープ、ドリンクをセットメニューとして付けることができるのですが、すべての品を出来たての状態で揃えて提供するようにしています。オープン当初は、ドリンクだけを先にお出しするようになってしまっていたのですが、そうすると、お客様に2度カウンターまでお越しいただかなければなりません。ですので、スタッフの皆が、料理がいつ出来上がるかを把握しておく必要があります」(竹内さん)
 サンドイッチで1番人気の「クラブハウスサンド」(単品税抜き900円、ドリンクとサラダが付くセットは税抜き1200円)で最も調理に時間がかかるのは、付け合せのポテトフライで、揚げるのに4分半かかる。そのため、最初にポテトフライを揚げ始め、次にパンをトーストする。トーストに1分半かかるのでその間にサンドする具材を用意したり、セットの場合はサラダを作ったりドリンクを用意する。こうして、ポテトフライにかかる時間内ですべてを用意できるようにする。秒単位で時間を意識して手順を組むことで、スタッフ1人だけでも、短時間ですべてを用意することができるのだ。
 「テイクアウト用のパンを作るよりも、さらにスピードが重視される仕事だと実感しています。また、ボリューム感があっておいしそうに見えるように、皿への盛り付け方にも工夫をしていかなければなりません。それが当店でしか、味わうことのできないおいしさにもなっていると思います」(竹内さん)
 「SAFFRON ’S CAFE」は、客だけでなく、スタッフらにとっても、パンとの新しい向き合い方を体感できる場となっている。

SHOP DATA
店名:サフランズカフェ
住所:〒270-0112千葉県流山市青田142‐1
電話:04‐7197‐7991
営業時間:午前7時~午後7時
定休日:火曜
品揃え:ピッツァとサンドイッチは各5品目、パンケーキ3品目、ケーキ6品目、そのほかドリンク各種
スタッフ:調理・販売6~8人
店舗面積:ホール約24坪(98席)
日商:平日20万円、土日30~35万円







原価計算女王
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