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お店拝見/2013年11月号 |
2023年11月18日から、発行から1年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。

現在の品目数は開業時の約2倍 | ||||||||||
「特に決めている訳ではないのですが、毎月少ないときで3品、多いときだと7品の新商品を出しています。1度出すと、ファンのお客様が付くのでなかなかやめられず、どんどん増えていって、その結果、現在は陳列棚が足りない状態になってしまいました。でも、製造スタッフは今年1人増えて3人体制になったので、あともう少し増やしていきたいと思えるようになりました」(原さん) 新商品開発のアイデアは、テレビや雑誌などを見てひらめくことが多いという。見た目から味を想像し、それに自分のアレンジを加えて完成させるという流れで開発する。また、原さんは、ベーカリーの開業を志す前から趣味だったというベーカリー巡りが、開発のアイデアの貯蓄となっているようだ。開業した現在も、定休日を利用して店のスタッフや友人と連れ立って、テレビや雑誌で話題のベーカリーに出向くようにしているという。 「他のベーカリーに行ったら、パンそのものだけでなく、陳列の仕方、接客の仕方、店全体の雰囲気など、あらゆるものを参考にしています。吸収できるものは、すべて吸収していきたいと思っています」(原さん) |

半端な具材を利用して品揃えに変化を付ける | ||||||||||
毎朝のように来店する年配客や、閉店間際の来店客にとって、品揃えに対する期待感は、同店に足を運ぶためのエネルギーにもなる。 リュスティックは、練り込む具材が頻繁に替わる。そのため、商品名を「本日のリュスティック」としている。取材時は、黒豆をフランスパン生地に練り込み、きなこをまぶした「本日のリュスティック」(150円)が並んでいた。 「黒豆入りのリュスティックは気に入っているので出ることが多いですが、基本的にはその日その日で半端に余った材料を細かく刻んで練り込んで作るようにしています。例えば夏期は、枝豆をよく使っていたので、枝豆とチーズを合わせて練り込んだりしました。これからは、秋の商品によく使う栗の甘露煮などを使っていくことになると思います」(原さん) 食材を無駄にしないために開発された商品はリュスティックのほかにもある。菓子パンのコロネがそうだ。取材時は、「ジャージー牛乳コロネ」(140円)とあった。 「クリーム類も、半端に余ってしまうことがよくあるので、コロネのフィリングに使うようにしています。これからの季節は、栗のクリームを入れたコロネを作る日が増えてくると思います」(原さん) コロネと言えばカスタードやチョコクリームが一般的だ。それがジャージー牛乳のクリーム入りのコロネときたら、目を引くこと間違いなしだろう。クリームはパンの先までたっぷりと詰まっており、あっさりとした甘さで食べやすい。 リュスティックやコロネの例が示すように、具材に変化を付けるだけで、常連客に新鮮味を与え、来店する楽しみを与えることができる。季節の新商品だけでなく、こうした細かな変化を付けることによっても、豊富な品揃えが実現できているのだ。 原さんは、これからの課題として、看板商品を作りたいという。 「今当店には看板商品と言えるパンがないんです。でも、万遍なく売れている今の状態でもいいかと思っています。いろいろな商品を買っていただけると考えれば、お客様には毎回選ぶ楽しみを提供できていると思うからです」(原さん) SHOP DATA 店名:Pain de U 住所:神奈川県横浜市神奈川区二ツ谷町2‐1 電話:045‐312‐6808 営業時間:午前8時~午後7時 定休日:木曜 品揃え:約70品目 スタッフ:製造3人、販売1人 店舗面積:厨房11坪、売り場4坪 日商:15万円、土日20万円 |


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