2012年度第3回セミナー、女性の開業経験を披露 - クラブ・ド・サントノーレ - ブランスリー電子版


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ブランスリー新聞/2012年10月号

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2012年度第3回セミナー、女性の開業経験を披露 - クラブ・ド・サントノーレ
講師を務めた「happy hoppe」の店主、長谷川めい子氏
製パン講習会で紹介した「カントリーブレッド」(右)など
 パン業界で働く女性たちの勉強会、クラブ・ド・サントノーレ(鈴木優子代表幹事)は、9月3日、同勉強会会員である東京・板橋区のパンと菓子の店「happy hoppe」の店主、長谷川めい子氏を講師に迎え、2012年度の第3回セミナーを、東京・大田区にあるオーブンメーカー、三幸機械で開催した。助手は「happy hoppe」の内田政弘氏と長谷川梨佳氏が務め、ベーカリーや関連材料メーカーから30人が参加した。
 今回は「ほっぺが落ちるパンづくり」をテーマにした製パンセミナーと、「パン屋さん開業物語」と題した講演の2部構成で行われた。
 製パンセミナーでは、白神こだま酵母と国産小麦で作る「happy hoppe」の人気商品の中から、「カントリーブレッド」「ハッピーチーズケーキ」「ハッピースコーン(自家製のコンフィチュール添え)」「ベビーフレンチ」の4品を紹介。
 「happy hoppe」では安心で安全な食べ物を提供するために、生地からフィリングまですべて自家製。厳選素材で作る優しい味の離乳食用のパンや、冷凍可能なチーズケーキやスコーンの生地などの作り方を紹介した。また、旬の野菜や果物を使って季節感を出す方法も提案した。
 昼食はカントリーブレッドのプレーン生地から食感の違う2種類のパンを作り、それぞれのパンを味わった。ソフトな食感のパンにはタラモサラダとオリーブを、リュステックのような食感のパンにはハム、チーズ、トマト、レタスを挟み、デザートにチーズケーキを試食。
 講演会では、長谷川氏がこの世界に入ったきっかけから店を開業するに至るまでの経緯を語った。
 長谷川氏は子供のころから食べ物に関心が強く、将来は料理研究家になることを夢見て大人になった。大学卒業後、マノ料理学園に勤務。結婚出産後は子育てをしながら、ホームメイド協会でパン教室主宰の資格を取り講師として働く。その後プロ仕様の窯で焼くパンに魅力を感じ、都内のベーカリー数店舗で修業し開業を目指す。商工会議所などが開催する創業支援セミナ―などにも参加し、具体的なプランを考え始める。立地は馴染みのある大山周辺で探し、2009年12月に開業。国産小麦と白神こだま酵母で作るパンとスイーツを販売し、個人店ならではのきめ細かい工夫が人気を得て固定客を掴んでいる。
 受講者の中には独立を考えている人もあり、開業資金についての質問や、仕事と育児・家事とのバランスをどうとったらいいか、一人で店を経営する場合どんな工夫が必要か、などの質問が出され、活発な質疑応答が行われた。









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