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ブランスリー新聞/2012年7月号

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「ブランド力アップ」テーマに第5回ベーカリー繁盛塾-日清製粉 創・食Club
実習で受講者が作成した販促チラシをもとに解説する、ベーカリー経営コンサルタントの藤岡千穂子氏
 日清製粉は、同社ユーザーの会員制コミュニケーションクラブである創・食Clubの主催で5月16日、ベーカリー経営コンサルタントの藤岡千穂子氏を講師に迎え、「第5回 ベーカリー繁盛塾」を東京・千代田区のTKP神田ビジネスセンターで開催した。今回のテーマは、「ブランド力アップのための販売促進」。ベーカリー14店の各オーナーと販売担当のスタッフら27人が参加した。全5回の同セミナーは、8カ月間にわたって開催され、今回が最終回となった。セミナー終了後は終了式が行われ、受講者に修了証書が授与された。以下はセミナーの主な内容。
   ◇
 ブランドづくりとは、店の独自性を継続的に強めていくことで実現できる。ここで言う独自性とは、他店にまねのできない自店だけが持つ強みのことを差し、単に他店との違いではないことに注意する。周囲に競合店が多くある場合、差別化を図って打ち勝とうとするが、この場合の差別化とは、他店との違いに重きを置いていることであり、強みを打ち出しているとは言えない。自店にしかできない商品やサービスなどを打ち出し、独自化を進めることで、ブランドが形成されていく。
 ブランドづくりの土台となる自店の強みは、次の6つの要素を意識してつくるといい。6つの要素とは、より本物、より本格的であるということを意味する「本来的要素」、具だくさんでボリューム満載であることなどで表される「お値打ち要素」、季節感を表現したり、産地直送の材料を使うことなどで実現される「鮮度的要素」、サンドイッチを客の目の前で調理することなどで実現できる「人間的要素」、香りや音などで臨場感やリアリティー感を出すことで具現化できる「本能的要素」、サンドする具を選べるようにするなど、客の好みに対応することで実現できる「個別対応要素」だ。 こうしてつくった自店のブランドを常連客以外にも広く伝えて、新規客を獲得していくためには、少なくとも年に1度は販促チラシを打った方がいい。
 チラシを打つのに適したタイミングは年に3回ある。卒業式や入学式、歓送迎会、春休みのある3月、夏休みとお盆のある7月、クリスマス、忘年会、冬休み、新年会、成人式などを控えた11月で、いずれも金曜日が良い。チラシを作成するに当たってまず大切なことは、メインターゲットと自店の強みを明確にしておくこと。
 そしてメインターゲットに対して、自店をどのように利用してもらいたいかを考え、その思いを込めたメッセージを記載する。例えば、「焼きたてパンを毎日食べに来てください」とか、「最高のフランスパンで朝食をどうぞ」など。このメッセージは、チラシのタイトルになるので、文字数は15文字程度が良い。









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