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| ブランスリー新聞／2012年4月号 |
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| ｢第４９回菓子祭｣を開催。学生らの力作が揃う-東京製菓学校 | ||||||||||
学生作品の展示や、パンや洋菓子の体験コーナーなどが人気を集め、両日合計でおよそ３０００人が来場して賑わった。 学生作品の展示コーナーには、パンや菓子の作品が所狭しと並んだ。パン本科１年の学生らは、一人一人が靴を飾りパンで表現した作品を作り、「ＡＰＴ‐ＭＡＥＴ」と題した展示コーナーに一堂に集めて展示した。展示コーナーの説明書きには、「正面だけでなく、側面にも個性溢れる工夫をこらしているので、全体をゆっくりとご覧ください」とあった。 洋菓子本科２年Ｃ組は、「ＭＯＮＡＣＯ ＧＰ」と題した大きな作品を制作して展示した。世界３大レースのひとつである「モナコグランプリ」をお菓子で表現した作品で、主な材料は、チョコレート、パスティヤージュ、プラチョコなど。クラス全員が意見を出し合い、各班ごとに作り上げたパーツを組み立てて作ったという。 「パン体験」のコーナーでは、多くの来場者らが、学生らの指導のもとで、パン作りの体験をした。参加者らは「ブタカレーパン」と「ナンチーズカレー」の成形作業を行い、その後のホイロと焼成の工程は、学生らが行って、焼き上がったパンは、成形した参加者にプレゼントされた。 「ベーカリーカフェ」のコーナーでは、学生らが作った「チーズスコーン」（５０円）、「あんぱん」（１００円）、「ピザ」（１００円）などの様々なパンが机の上に並べられ、来場らに販売された。同コーナーの一角には、イートインのスペースも設けられ、無料のお茶が提供された。 同校の授業で使用している大きなスペイン製石窯を使ってのパンの焼成実演も行われた。同校が関東地区の農家の畑を借りて栽培した小麦を製粉した小麦粉を使用して、「石窯ロール」「クランベリー」「クルミチーズ」などが焼き上げられ、低価格で来場者らに販売された。 同校の広報担当者は「今年からパン科が２年制になって、料理や焼き菓子の授業がかなり充実したこともあって、パンの製造販売には調理パンが多くなりました。石窯で学生が焼いているパンは、当校が神奈川県の農家から畑を借りて、栽培している小麦を挽いた内麦粉を使用しています」と話している。 | ||||||||||
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