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ブランスリー新聞/2010年12月号 |
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地方銀行主催の食品展示会-地方銀行フードセレクション2010 | |
東京・江東区の東京ビックサイトで11月9日、全国の地方銀行が主催する食の展示会「地方銀行フードセレクション2010」が開催された。全国の各地方銀行とそれぞれ取引のある660の食品企業・団体が出展。各地方銀行ごとにブースを設置して商品を紹介し、主に百貨店やスーパーのバイヤーに向けに、販路拡大を図った。来場者数は8318人。
風と光(横浜市西区、辻明彦社長)は「有機穀物で作った天然酵母」を紹介。ドイツから輸入し、10年以上前から販売していて、主に自然食品店に卸しており、顧客が定着している商品だ。 「売上は伸長傾向。特に一昨年に起きた中国製冷凍餃子事件の頃から伸びている」(同社) 手間と時間のかかる自家製酵母を使った生地作りに対し、同製品は3~4時間でパンを焼き上げられる。発酵に要する時間や発酵力は、一般のイーストと同等だという。また、ドライイーストタイプになっており、冷暗所で1年間保存がきく。 国内産小麦の製粉を手掛ける 前田食品(埼玉県幸手市、入江三臣社長)は、国内産小麦100%の「ロースト小麦胚芽」を紹介。食物繊維が豊富なふすまとビタミンEなど栄養価の高い胚芽を含む付加価値製品だ。特に妊婦に必要な葉酸を、般の強力粉の約25倍に相当する390マイクログラム含有。ローストしているので、パンや菓子に加えると香ばしさを与えることができ、牛乳に混ぜれば、そのままおいしく摂取できる。やわらかくふわふわとした食感なので、混ぜて入れても他の材料への影響が少なく、応用の効く製品だ。 また、同社は埼玉産小麦ネットワーク「SWING group」を、8月に立ち上げた。認知度の低い「埼玉県=小麦の産地」を広めていこうと、小麦の生産から製粉、加工、消費までのすべてについて盛り上げていくことを目的に設立。現在120の小麦の生産者や製粉会社、飲食店などが会員となっている。 |




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