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ブランスリー新聞/2010年4月号 |
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ベーカリー関連では、「米粉パビリオン」を設置‐第35回国際食品・飲料展 | |
アジア最大級の食品・飲料専門展示会「第35回国際食品・飲料展」(FOODEX JAPAN 2010、主催は日本能率協会と関連5団体)が3月2日から5日までの4日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催された。
出展社数は国内企業1036社、1279小間(前回は901社1291小間)、海外の64カ国・地域からの出展は1474社、2000小間(前回は1492社、2056小間)。国内の出展社数が増えたのは、自治体の出展と自治体ブース内での出展社数が増えたため。会期中の来場者数は7万3556人(前回は7万8538人)で、前回と同様に7万人規模に収まった。このことについて日本能率協会は「例年出展している企業からは、商談しやすい環境となったとの声をもらっている。会場がパンク状態にならないように、来場者数の調整を行った」としている。次回の開催は幕張メッセで2011年3月1日から4日までを予定。 今回の特別企画展示として、環境・健康・美容をキーワードにオーガニック食材・インナービューティー飲料など消費者の食に対するこだわりのライフスタイルに対応した製品を集めた「Well-Food展」と、魚資源の有効活用と魚食の魅力などについてセミナーや実践的な提案を行った「FISH MARKET」が設置された。 ベーカリーでは、農産食材展ゾーン内で「米粉パビリオン」が設けられた。同パビリオンは、米粉を産業として育てていくためのネットワーク組織として昨年9月に設立されたNPO法人国内産米粉促進ネットワーク(CAP・N)などが主催。米粉を使った焼きたてのパンの試食や展示で来場者の関心を集めた。 海外出展ゾーンではQFS New Zealand社が、鮮やかな赤、緑、黄、青の4色のパイ生地を出品した。 インパクトのあるこれらの色は、合成着色料を使用しておらず、赤はイチゴ、緑は抹茶、キウイ、黄はマンゴー、青はブルーベリーの色素を使用。開発に1年を要した。色の濃淡は調整が可能で、真っ赤な色からピンク色まで幅広くオーダーができる。開発に携わった海外市場統括本部長のクレイグ・ぺティグルー氏は「季節ごとに色を変えて発売している日本のチョコレート菓子からヒントを得た。また、健康にも良い自然素材を使って色を出したかった」と開発の経緯を語る。同社はニュージーランドで100年以上続く、パイ生地やクロワッサンなど、ペストリーを製造する会社で、約30年前から世界へ輸出している。これほど鮮やかに着色されたパイ生地は国内でも珍しく、すでにホテルやフランス料理のシェフなどから問い合わせがきているという。価格は同社の通常のパイ生地の1・5倍ほど。問い合せ先は、QFS New Zealand社(電話03‐5821‐1180)へ。 |



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