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ブランスリー新聞/2007年10月号 |
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骨粗鬆症の治療薬開発の蛋白試薬 - オリエンタル酵母工業
オリエンタル酵母工業(本社=東京・板橋区、内藤利邦社長)は、骨粗鬆症の治療薬開発や骨代謝関連の創薬研究に欠かせない蛋白試薬である「sRANKL(可溶性RANKL)」の製造販売を、9月から開始した。
RANKLは破骨細胞分化因子と呼ばれ、10年前に発見された腫瘍壊死因子ファミリーに属する、膜型蛋白質だという。破骨細胞とは人間の体の中で唯一骨を破壊・吸収する細胞で、その阻害抗体は、現在日米で骨粗鬆症治療薬として臨床開発されている。 sRANKLは、組換え蛋白のため量産が可能となった。使いやすい液状凍結品として発売した。 すでに実験では、破骨細胞分化において従来品以上の性能を有し、実験動物への投与実験でも、骨量減少が確認されているという。 同社は「当社は『酵母にこだわる事業展開』を事業の原点とし、酵母を核としてバイオテクノロジー分野へ事業を展開しております。バイオ部門では『酵母・細胞・遺伝子を核に未知の 世界を開拓する』をスローガンとして、生化学・免疫製品などの体外診断薬原料の供給や 医薬品の研究開発支援をテーマに、各種実験用資材、受託サービスを提供しております」と話している。 |



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