「ガトー・ブーランジェ」のすすめ - 東京製菓学校校友会本部主催第14回特別講習会 - ブランスリー電子版


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講習会/2003年10月号

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「ガトー・ブーランジェ」のすすめ - 東京製菓学校校友会本部主催第14回特別講習会

東京製菓学校校友会が、同校の卒業生である会員を対象に毎年行っている講習会。今回はビゴ東京社長の藤森二郎氏を講師に迎えて実施した。藤森講師は、ベーカリーにある材料で作る「ガトー・ブーランジェ」の概念を提唱した。

講師=藤森二郎氏(ビゴ東京社長)
主催=東京製菓学校校友会(東京都新宿区高田馬場1-14-1、電話03-3200-7171)
開催日=8月28日
場所=東京製菓学校(東京都新宿区)



ブリオッシュ・ボストック・オ・テ

スライスしたムースリーヌにクレーム・ダマンドを塗る。


クレーム・ダマンドを塗ったあと、アーモンドスライスをトッピングする。


焼成後粗熱がとれたら、縦縞模様になるように粉糖をふる。
 ムースリーヌをスライスして、さまざまな加工を施した製品。残ったムースリームを効果的に再生する方法として提案。
 【作り方】
(1)ブリオッシュ・ムースリーヌをスライスして、▼ソース・オ・テにしっかりと浸し、冷蔵する(固めることにより形が崩れにくくなる)(2)[1]にクレーム・ダマンドを塗り、アーモンドスライスをトッピングして、粉糖をふる(3)[2]を冷蔵庫で少し休ませてから170~180度Cのオーブンで約20分焼成する(上火1、下火4~5の設定)(4)[3]に粉糖をふって仕上げる。
 ▼ソース・オ・テ
 【材料グラム】
紅茶葉(アール・グレイ)…………………………ティースプーン6杯
グラニュー糖………………800
水………………………1500cc
オレンジ・フラワー・ウォーター……………………………キャップ1杯
 【作り方】(1)水を沸騰させ、紅茶葉を入れて、ホイッパーで混ぜる(2)[1]を10分間おく(紅茶葉が水分を吸って開くまで)(3)[2]をシノワで濾す(4)[3]にグラニュー糖とオレンジ・フラワー・ウォーターを加えて混ぜ合わせる(5)[4]を冷やして使用する


ブリオッシュ・ボストック・オ・テ



クロワッサンのバナナのミルフィーユ仕立て

クロワッサンのバナナのミルフィーユ仕立て


[1]クロワッサンを3枚におろす。


[3]カスタードクリームを塗った上にバナナスライスをトッピングする。その上にカスタードクリームを塗ったもう一枚のクロワッサンスライスをのせ再びバナナのスライスをトッピング…


[5]最後に下半分をアルミホイルで包んで焼成へ。
 クロワッサンを3枚にスライスして、バナナをサンド。カフェのメニューとして最適。
 【作り方】(1)前日残ったクロワッサンを横に3枚におろす(カットする)(2)3枚のスライスのそれぞれの切り口にラム酒のシロップを塗る(3)[2]の底の部分のスライスと中間の部分のスライスにカスタードクリームを絞り、バナナのスライスをのせる(底の部分のスライスには3枚、中間の部分のスライスには2枚)(4)底の部分のスライスの上に中間の部分のスライスをのせ、さらに上面の部分のスライスをのせる(カスタードとバナナのスライスが2段にサンドされている形になる)(5)[4]の上面にクレームだマンドをたっぷりと絞る。(6)(5)の下半分にアルミホイルをかける(7)[6]を約200度Cのオーブンで約20分焼成する(8)[7]に粉糖とフレッシュのハーブなどをあしらって仕上げる。
 ※コンベクションオーブンで焼くのが好ましいが、固定窯で焼く場合は、下火を切って、下天板をかますとよい。
 ※[5]の段階まで仕上げておけば、好きなときに焼ける(12度Cでの保存が好ましい)


[2]3枚のスライスそれぞれの切り口にラム酒のシロップを塗る


[4]クロワッサンスライスを3枚重ねたら、クレーム・ダマンドをたっぷりと絞る。



パン・ドォール

分割の際に手粉は使わずに、サラダオイルをまぶす。


パン・ドォール
 フランス語で「黄金のパン」の意味。卵黄をたっぷりと配合する。
 【前日種配合グラム】
強力粉………………………200
フランスパン用粉……………460
上白糖………………………200
ルヴァン種…………………200
水……………………………330
無塩バター…………………200
 【工程】ミキシングL15分、捏ね上げ温度24度C、発酵10~12度C12時間
 【本捏配合グラム】
強力粉………………………100
フランスパン用粉……………230
上白糖………………………215
塩……………………………6・5
卵黄…………………………700
無塩バター…………………330
 【工程】ミキシングL15分M5分(バター投入)M10分、捏ね上げ温度24度C、フロアタイム3時間、分割80グラム、成型→丸めなおして星型に入れる。ホイロ28度C75%3時間、焼成170度C25分
 ※番重の内壁から生地がうまくはがれる状態が、フロアタイム終了の目安。ここで過発酵になってしまうと再生は難しい。
 ※分割の際に手粉は使わずに、サラダオイルをまぶす(麺台にもサラダオイルを塗る)



藤森氏語録

 ■天然酵母パンやハード系のパンを作ることがある意味でステータスになった時期があった。頭にバンダナをまいてパンを作るベーカリーと、何でも屋のベーカリーの両極端の現象があったように思う。ベーカリーにはハード系のパンの部分と菓子パンの部分があるが、もうひとつ新たな分野があるのではないか。それは「ガトー・ブーランジェ」。つまり、ベーカリーにある材料を使ってもうひとつの新たな分野ができるのではないだろうかということだ。
 ■昔は個人店でやっていたものを、大手の商品開発担当者が見て、「これはいける」と後追いしていたが、今は逆になってしまっている。
 ■残ったパンを、再びパンとして再生するよりも、菓子として再生した方がいい。

原価計算女王
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