まるで上等な和菓子のような味わい - アンジェリックベベ、戸島康雄さんの『あんぱん(こし)』 - ブランスリー電子版


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この人にこの商品/2006年12月号

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まるで上等な和菓子のような味わい - アンジェリックベベ、戸島康雄さんの『あんぱん(こし)』



こしあんがたっぷりと入っていて、パンの部分は限りなくうすい。上等な和菓子のような味わい。


アンジェリックベベの戸島康雄オーナー
 あんぱんの傑作が、東京・北区のベーカリー、アンジェリックベベで製造販売されている。「あんぱん(こし)」(130円)で、ブリオッシュに近いリッチな生地を使用。あん50グラムに対して、生地は22グラムと少ない。こうすることで、中のあんと外側の生地とが一体化され、上等な和菓子のような味わいになるのだ。
 あんを包む際に、生地の内側にアーモンドクリームを塗る。このアーモンドクリームが、ポイントのひとつだ。
 「洋菓子の世界から多くを学びました」
 同ベーカリーの戸島康雄オーナーはこう切り出した。
 同オーナーは、ホテル日航東京で働いていたときに、同ホテルの製菓長に大きな影響を受けたのだ。その製菓長は「食材どうしの相性を常に考えろ」と口癖のようにいっていたという。
 「色々な材料を巧みに組み合わせて、様々な味の世界を作り出す洋菓子の技法に夢中になりました。それまで学んできた、ベーカリーの世界にはない、斬新な発想に溢れていたんです。洋菓子の世界では、アーモンドクリームは、料理の下味のようなものでした。例えば、練りパイ生地にアーモンドクリームを塗って焼いたりするんですよ。私は、パン作りにも、洋菓子の世界のような自由な発想をとり入れたいと思いました」(戸島さん)
 アンジェリックベベのあんぱんは、最近発行されたある雑誌の「あんぱんランキング特集」で、堂々1位に輝いた。2位は、あの有名な、銀座木村家。
 「雑誌に掲載されて、新しいお客様に数多く来店していただきました。あんぱんの販売数も、4倍から6倍に跳ね上がりました」(戸島さん)
 ▽アンジェリックベベ 東京都北区豊島6-8‐8、電話03‐3927‐0150









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