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「第31回カリフォルニア・レーズンベーカリー新製品開発コンテスト」の入賞者らと審査員らで記念撮影 |
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量販製品部門でレーズン大賞の「フロマージュレーズンショコラ」 |
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オールスクラッチ製品部門で大賞の「色彩レーズン 〜バニラの香りと共に〜」 |
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カリフォルニア・レーズン協会(駐日事務所=東京・千代田区、ジェフリー・マクニール駐日代表)は、6月10日、東京・江東区のホテルイースト21東京で、「第31回カリフォルニア・レーズンベーカリー新製品開発コンテスト」の表彰式を行った。
カリフォルニア・レーズン大賞は、量販製品部門で、敷島製パン、長谷川美里氏の「フロマージュレーズンショコラ」が、オールスクラッチ製品部門で、Kamo bakeryの傍島加織氏が出品した「色彩レーズン 〜バニラの香りと共に〜」がそれぞれ受賞した。
「フロマージュレーズンショコラ」は、レーズンにチーズクリームとビターチョコを合わせて、甘味、苦味、酸味の三位一体を追求し、後味にチョコの余韻とレーズンの甘酸っぱさが残るデザートのように仕上げた製品。生地にチップ状のマーガリンを練り込み、さらに油脂を折り込んでさっくりした食感を出している。また、発酵風味液を加え旨味を付与し、3日後でも美味しく食べられるように仕上げている。白と黒のコントラストを出すことでレーズンの存在感を引き立たせた。
受賞者の長谷川氏は「作品に特長を出すためにどうしたらいいかを考えました。チーズと組み合わせることで、レーズンの甘酸っぱさが活かせると考えました。さらにビターチョコレートと合わせることで、甘味と酸味と苦味が三位一体となり、作品の特徴になっていると思います」とコメントした。
「色彩レーズン 〜バニラの香りと共に〜」は、主役であるレーズンが最も引き立つようにレーズンの配合量を決めた。レーズンをラム酒とバニラペーストに漬け込み、レーズンのジューシーさと甘さを閉じ込めて使用。ピスタチオを練り込み、酸味のあるパイナップルとアプリコットを合わせ、ふわっと香るバニラでバランスを取った。
受賞者の傍島氏は、「当店のオーナーは、お客様に喜んでもらえるパンを作ることを大事にしています。今回賞を頂いた作品は、お客様から頂いた声から生まれたパンです。食べておいしいことが一番大事だと思いましたので、そのことを意識し、いい意味で手の込んでいないパンを作りました」とコメントした。
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各賞受賞者は次の通り。
【量販製品部門】
▼カリフォルニア・レーズン大賞▽敷島製パン、長谷川美里氏の「フロマージュレーズンショコラ」
▼カリフォルニア・レーズン金賞▽タワーベーカリー、太田雅人氏の「オレンジ香るショコラレザン」
▼カリフォルニア・レーズン特別賞▽敷島製パン、中山珠洲氏の「レーズンぎゅうっと モーモー食パン」
【オールスクラッチ製品部門】
▼カリフォルニア・レーズン大賞▽Kamo bakery、傍島加織氏の「色彩レーズン 〜バニラの香りと共に〜」
▼カリフォルニア・レーズン金賞▽スカイプロバンス ベーカリー&カフェ、宮粼義仁氏の「ラムレーズン&バターのブリオッシュフーガス〜プレッツェルザルツとチェダーを添えて〜」▽MOROPAIN、永田輝氏の「レーズンの宝箱 〜スパイスをつめ込んで〜」
▼カリフォルニア・レーズン特別賞▽ヒルトン東京、早川さくら氏の「イスパハン・レザン 〜スモーキーな香りを纏わせて〜」▽ドンク、小林優太さんの「抹茶ショコラレザン」▽六曜舎、伊藤博文氏の「Couronne raisin 〜ぶどうの恵み〜」▽ホテルグランヴィア京都、鈴木拓也氏の「Sigmoid of Raisins」