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| ブランスリー新聞／2019年3月号 |
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| 日本画を飾りパンなどの技法で再現した作品が人気 - 国際製菓専門学校 | ||||||||||||||||
学生らによるパンや菓子の製造実演のコーナーや学生らの指導で来場者らが菓子作りを体験するコーナーなどが設けられ、２日間とも多くの人で賑わった。３月卒業予定の学生らによる菓子やパンなどの卒業作品の展示も同時に行われた。また、同校近くの百貨店、立川タカシマヤにも会場を設け、学生らが作った菓子の即売とマジパン細工などの製造デモンストレーションなどを行ったほか、学生らが制作した、日本画を飾りパンとシュガーアートの技法で再現した作品の展示などが行われた。 校舎に設けられたパンの製造コーナーでは、「焼きカレーパン」「ベーコンチーズ」「豚まんパン」「かぼちゃパン」などの製造が行われ、焼き上がった製品は焼きたての状態で来場者らに安価で販売された。 学生らの指導のもとで来場者らが菓子作りを体験するコーナーでは、マジパン細工が行われた。参加者には親子連れが多く、会場には子供達の歓声が溢れていた。 ３月卒業予定の学生らの卒業作品の展示では、多くの力作が並んだ。その中で「立川市長賞」に輝いたのは、製菓総合専門士科、源結衣さんの「７３０日の思い出をパンに」と題した作品。メロンパンやクリームパン、ベーコンエピ、バターロールなどをシンプルに配置した作品で、パンの名前が書かれた小さな額にパンの写真を入れて、パンの名前を伝えていたのが印象的だった。 一方、立川タカシマヤの会場では、学生らが作った菓子の販売が行われたほか、飴細工やシュガーケーキ作りなどのデモンストレーションも行われた。 菓子の販売は、同百貨店地下１階に設けられた特設売り場で行われ、「ロールケーキ」（１０００円）、「リンゴタルト」（８００円）、「フラボワーズムース」（１５００円）などが来店客らの人気を集めていた。 また、同百貨店の１階正面ステージには、同校の学生らが制作した、日本画家、伊藤若沖の「仙人掌群鶏図襖絵」を飾りパンとシュガーアートの技法で再現した作品が展示され、来店客の目を楽しませていた。 同校広報は「当校の強みは、フランスの製菓学校のエコール・ルノートルと姉妹校提携していることです。洋菓子やパンの基本をフランスの一流の製菓学校の先生から直接学ぶことができます。また、当校の講師陣は、製菓製パンの現場の第一線で活躍する一流のパンティシエやブーランジェの方々で、現場に即した教育を行っています。製菓製パンの技術を徹底して学び、同時に職業人としての基本的な心構えや礼儀作法などについても、徹底的に教えています。さらに、学生のうちからお客様に接することが重要だと考え、当校の一階にあるカフェで、一般の方々にパンや菓子を実際に販売する授業を行っています。学生たちが自分たちで作った商品を、実際の店で消費者に販売することで、実践的な感性を養うことが目的です。この授業は1回に10人がチームを組んで行い、全学生が、年に２〜３回は、受けることになっています」と話していた。 | ||||||||||||||||
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