記事の閲覧
| <<戻る | 写真をクリックすると拡大写真が見られます。 |
| ブランスリー新聞／2018年1月号 |
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
| ｢２０１７くるみパン・オブ・ザ・イヤー｣を決定 - カリフォルニアくるみ協会 | |||||||
同コンテストは毎年この時期に開かれていて、おすすめのくるみパンの写真を投稿してもらい、投票数と審査員による審査を加味して、グランプリのほか、金賞、優秀賞などを決定して表彰するもの。今年で７回目の開催。今回は１６７商品の投稿があった。審査員は、パン評論家の渡邊政子氏が務めた。 金賞は、フジパンストアーの「胡桃ぱん」が受賞した。やわらかなもっちりとした生地にザクッとしたくるみの食感が引き立つ製品。くるみはくるみオイルに漬け込むことで、深い香りとほんのりとした甘さを出したという。毎日何度も焼き上げて販売し、焼きたてならではのおいしさが評判になっているという。価格は税込１２９円。 優秀賞は、マーメイドベーカリーパートナーズの「塩くるみパン」（税込１６２円）と敷島製パンの「ＰＡＳＣＯ ＳＰＥＣＩＡＬ ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ くるみのカンパーニュ ５枚入」（税込２５９円）が選ばれた。「塩くるみパン」は、あっさりとした生地にくるみとマーガリンを巻き込み、フランス・ブルターニュ産の塩をふって焼き上げた製品。「ＰＡＳＣＯ ＳＰＥＣＩＡＬ ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ くるみのカンパーニュ ５枚入」は、ローストしたカリフォルニア産くるみを練りこみ自家製発酵種を使用することで風味良くやさしい味わいに仕上げた製品。クラムはふっくらしっとりとして、クラストはパリッと香ばしく焼き上げた石窯の直焼きパン。 また、特別賞として、ヘルシーでスマートなくるみパンに贈られるかしこいくるみパン賞は、麻布十番モンタボーの「〜カリフォルニアからの贈り物〜くるみパン」が受賞。同製品は、くるみ、ライ麦、大豆、オートミールなどを入れ、味わい深さを演出したという。 グランプリ受賞の「ＰＡＳＣＯ ＳＰＥＣＩＡＬ ＳＥＬＥＣＴＩＯＮ レーズンくるみハース ６枚入」の開発者である敷島製パンの橋本美帆氏は「開発はとても苦労しましたが、グランプリに選んでいただき大変嬉しく思います。このパンのカリフォルニアくるみは、おいしさをより引き出すためにオーブンでじっくり低温ローストしてから使用しています。さらに、自家製発酵種を使用して低温で長時間発酵、熟成するという新しい製法を取り入れ、石窯で焼き上げているので、生地とくるみ、レーズンの一体感が出て美味しく仕上げることができました」と話した。 審査員の渡邉政子氏の総評 ２０１７年もくるみのおいしさが引き立つシンプルで食事に合うパンの投稿、投票が多く集まりました。くるみの使い方もより風味豊かに工夫され、グレードアップしています。数年前まではくるみはお菓子や菓子パンにより多く使われているという印象でしたが、くるみの栄養や健康効果の理解が進むにつれ、体によい成分を意識して、日常的にくるみパンを食べるという傾向が見られます。くるみには良質の脂肪が含まれるため、バターをつけなくても満足感があります。生地にくるみやその他の素材を加えることで栄養価がプラスされます。また、甘さを抑えたくるみパンは料理といっしょに主食として摂ることができるので、バランスよく栄養をとることができます。グランプリを受賞した「レーズンくるみハース」は低温長時間発酵で、生地のおいしさが際立っています。くるみの脂質とレーズンの甘みが加わることでどなたでもおいしく食べやすい商品です。朝食、昼食、夕食、そしてヘルシーなおやつや夜食にもぴったりだと思います。サンドイッチにも使えます。自家製発酵種を使っていますが、酸味も気にならず噛むほどに生地のおいしさが味わえます。 | |||||||
2023年11月18日から、発行から１年を経過した記事は、会員の方以外にも全文が公開される仕様になりました。
